気質の性格

気質の性格

気質の性格
「運命波学」では「五行思想」の5元素から発展させた6元素の要素と「波」の性質とを関連付けして6つの「気質」を確立しています。

「波」の要素と「五行思想」から得られる気質のキーワード

水気

冬、北、寒い、凍結、活発

木気

春、東、温暖、成長、元気

火気

夏、南、暑い、開花、情熱

金気

秋、西、清涼、結実、癒し

土気

土用、中心、大地、内向、凝固

波気

土用、中心、天空、外向、流動

元素の性質による気質のキーワード

水気

液体、始動、不滅、復活

木気

生命、組成、吸収、恒常

火気

非物質、依存、誇示、反応

金気

個体、柔軟、形成、疲労

土気

培地、固執、抱擁、有形

波気

気体、自由、融合、無形

水気の性質 |木気の性質 | 波気の性質 | 火気の性質 | 金気の性質 | 土気の性質

「水気」の性質

じっと耐える辛抱強さを持ち合わせていることが何と言ってもこの「水気」の最大の特徴です。
他の気質には例のないほどの我慢強い精神力を持ち、一旦決心すると「無敵」と思えるほどに一つのことに打ち込み、計画から実行まで短期集中してたった一人でも目的を成し遂げることができるほどの威力を発揮します。

ただし、ほんの些細なことであっても孤独感や孤立感を覚えてしまうと途端に弱気になってしまい、本来の持ち味を出すことが出来なくなってしまう可能性も一方に持ち合わせています。
したがって本当に心から信頼できる親友や信頼できる相談者など身近に感じる人を確実に得ておくことが肝要です。

また、想像力や発想力に優れアイデアマンが多い気質です。
これは、物事にあまりこだわることがなく変化というものを冷静に見ることが出来ることで自由な発想が出てくるからに他なりません。
しかし、あまりにも自分のペースや都合での発想を周囲に振りまいてしまい、更にそれが認めてもらえない時などはジレンマに苦しむこともあるので周囲を冷静に見て発言するなど注意を必要とします。

「水気」の人が上手く人間関係を構築するには、日常的に謙虚さと素直さを忘れないことです。
そして他人に対して疑いをもって見たりせずに考え方が違っても当たり前と考え他人をとにかく信じることです。
更に障害が発生すると、まず何をおいても除外しようとしてしまうことがあるようです。
その前にそれを避ける方法や自分の中に取り込んでしまうというように考えると争いごとも少なくなるでしょう。

また想像力や発想力の豊かさが逆にあだになり、理想郷を得ようとする強い願望が大きな野心に変わることもあります。
「水気」の人はは野心を持っては上手く生きることはできません、みんなに喜びを与えるような存在が最も「水気」の人が輝けることなのですから。

「水気」は物事の「原点」を表す気です、いざとなったら潔くそれまでに得てきた物を一旦ゼロにする覚悟で行動すれば、「不死鳥」の如く何度でもやり直しができます。
また心の傷や経済的な損失が有っても、短時間で復活や回復をおこなう立て直しが早いのも特徴です。

ただ、「水気」の人は「失う怖さ」を最も肌で感じることが出来るだけに、なかなか得てきたものをゼロにすることに対して踏み切れない人も多いでしょう。
そして、これらのことから不動産や株など財産や経済価値のあるものを持つことで心が満たされる人が多いでしょう。

水気の性質 |木気の性質 | 波気の性質 | 火気の性質 | 金気の性質 | 土気の性質

「木気」の性質

とにかく何かを得ることや自分を成長させることに関心があるのが、この「木気」の最大の特徴です。
そのせいか読書や勉強、セミナーなど「自分磨き」には時間や費用を惜しまず注ぎこむほど大好きな事です。

これの延長線上にあるものが、資格を取ったり貯金をしたりと物が増えることで安心感を得る人も見受けられます。
逆に成長の反対の退化や減ることに関しては異常なほど神経質になる人もいます。
とにかく自分が関心のない無駄な物には一切のお金は使わず、例え親しい友人や先輩に頼まれても自分や家族などの身内にとって意味のないものは買わない人が多いように思います。

ビジネスでは自分の努力で出世しようとしていくタフなタイプなので、人のアドバイスなどは参考にするがそのまま受け入れることはあまりしないでしょう。
ただし他人の話には良く耳を貸します、しかしこれの多くの意味が情報を収集することが目的ですから、よく聞いたからといって実際の行動に行かされるということに関しては別の問題と捉えているようです。

そのいう点で言うと他人の扱いにもあまり感情などを入れ込むこともなく情に流されることも少ないので組織で言えばTOPよりも「参謀」の方がこの「木気」の良さを出せるし、気持ちの面でも割と楽なポジションと言えるでしょう。
逆に責任を取る立場では本来の良さが失われてしまいストレスさえ感じてきます。

別な言い方をすると、人にはアドバイスしても自分では「責任は取りたくない」、というちゃっかりしたスタンスがこの「木気」らしさなのです。
したがって「非情」に思われることもあるので、充分に言い方や行動には注意を払った方が無難でしょう。

とにかく正論を真っ向からぶつけるタイプが多いので、思わぬ人間関係のトラブルに巻き込まれてしまうことも多々あるでしょう。
正論とはその人の「正解」とは異なることを知って、その人なりの「正解」を見守ることも時には肝要です。

得たものを上手く生かせない人も多いので、得ることよりも得たものをどう皆のために生かすことが出来るのかと考えるようにすると周囲と「摩擦」を起こさずに済むでしょう。

情報を吸収して自分なりのアレンジを加えて発信すること。
これはビジネスにもプライベートにも通じる「木気」の必勝戦略です。

また、常に周囲に元気を振りまくことも肝要です。
元気を振りまくといってもカラオケやジョークで盛り上げるということではなく、疲れを取る癒し系の方です。
「止まり木の如く振る舞う」ことが「木気」が一番輝けるときでもあります。

最後に、ビジネスではクールな一面を表面に出しているが、実は家族を重んじる家庭的な面もあります。

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「波気」の性質

どういう性質なのかと一言で言い難いのがこの「波気」最大の特徴です。
というのはおそらく同じ「波気」でもこれほどまでにバリエーションに富んだ性質を持つ「気質」は他には無いでしょう。
どの「気質」なのかはっきり解らない人は大体この「波気」の人である検証結果も出ているのも事実です。

また、状況や相手に応じて器用に多面性を見せることが出来るので余計に掴み所が無く、他の「気質」の人からは「まるで宇宙人のような不思議な生物」と映るかもしれません。

拘りが有る様で無い、では何でもOKなのかと言えばそこはしっかりと譲ることの出来ないものを持っています。
ただそれを自ら積極的に表面に出すことはあまりなく、隠し持っている為になかなか周囲には理解してもらえないというのが実情でしょう。
さらには人にそういうことを理解してもらえないことに関しても全く気になっていません、むしろ自分を理解されないのが楽だとさえ感じている人も多いのも面白いところです。

自由をこよなく愛し、本来は柔軟思考で何に対しても誰に対してもそれなりに対応することができる社交性を持ち合わせています。
しかし束縛されることが大嫌いで人が決めた枠に納まることやルールに縛られることはこれ以上の苦痛はないほどの抵抗感を示すでしょう。

他人は他人、自分は自分と割り切った考えが出来るので割とドライに見られることもありますが意外と「情」や「人間性」を重要視する一面もあります。

以上のことから、団体行動や組織行動はあまり好まずむしろ不向きということも出来ます。
しかし、組織を纏める参謀を得ることで大企業に成長させている実業家も多数います、人間関係や信頼関係を重んじるところを評価されれば実業家としても成功させることが出来ます。

プライベートでも群れで行動することが少なく一匹狼的な行動をする「波気」の人が多々見受けられます。
これは「波気」の人は自分の思ったようなときに思ったように出来る空間と時間が必要であるところから来ているのでしょう。
飲み会などが有った時も皆で飲むときにはそれなりに盛り上がり楽しむのですが、必ずそのあとは一人で自由な空間を求めてリフレッシュしてから帰宅する人も多いです。

最後に、精神的に生きている存在感を得たいという行動を無意識に行うことがあるでしょう。
この表現の一つとしてボランティア活動、またギャンブルにはまったり、衝動買いを行ったりと人によって異なりはせよ極端な自己表現方法になりやすいのも特徴といえます。

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「火気」の性質

自己表現というか自分を誇示し周囲に評価されたいという気持ちがつい思わぬときに表面に出てしまうのがこの「火気」の特徴です。

また普通なら不安になるようなことがあっても、何処かで「まあ、何とかなる」と意外とあっさりと簡単に考えており、本当にそのように持って行ってしまうのもこの「火気」の特徴です。

とにかく理由も根拠も何も無くても「心の余裕」はあるのでおっとり構えて居るように見える人が多いでしょう。
心身のバランスが取れているときは「心の余裕」は良い結果を生むのですが、一旦それが悪い方向へ崩れると一気に心身に来てしまい不調を訴える怖さもあるので注意する必要が有ります。

まさに「火気」の人は火のように振る舞います。
豪快に強気かと思えば、支えがなくなると火が消えるように落ち込んでしまう人も見受けられます。

また、金銭など細かいことにあまり拘らないので「金銭感覚」がルーズに写ることも有りますが、これが「火気」の本来の良さでも有るのです。
一方で自分の目標がはっきりすると、その目標に向かってまっしぐらに進むので、周囲を巻き込み本来の良さが消え「強引」や「頑固」になることも有ります。

「心の余裕」からなのか、ファッションなども人の目は余り気にしないで普段は楽なものを身につける人が多い、これは見た目より「実質的」なことを優先するからです。
しかし、ここはというときにはオシャレをして目立ちたいと言う願望も覗かせることも有ります。
また華やかな世界や華やかな生活にあこがれる人も居ます。
しかし、その世界に在って「火」の人が自分らしく生きられるかというとなかなか馴染まないのではないかと思えるのですが。

また、余りにも「実質的」なことを優先させてしまう人は「火気」らしさが一切失われ、金銭面でも神経質で細かな事も気になりだし精神的に「バランスを失う」人も少なくないと思います。

最後に「火気」の人は人的な「依存性」をどの気質よりも強く持ちます。
支える人、助けてくれる人、世話をする人などが居て始めて「火気」の人は輝けるのです。
火は燃える物と空気が有って初めて存在できるのです、これと同様に単独では全く良さが表面化することはありません。
自分の周りに居る人をとにかく大事に、そして感謝して周囲の人によって自分は生かされていることを謙虚に受け止めることが肝要でしょう。

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「金気」の性質

何も自分で努力しなくても他人から援助や支援されるというような「相続」を受けるという、ある意味での羨ましい気質が「金気」の人の特徴です。

ただし、それは謙虚に組織や人の「和を乱さない」ことが条件となります。
ただでさえ何もしなくても目立つ「金気」なので、自分から積極的に獲物を取りにいくような行動をすると、「強欲」や「生意気」に写るので周囲から敬遠されることになるので大いに注意を要します。
決してねだったり欲しがったりしない方が「金気」らしさの余裕ある穏やかな人に見られるでしょう。

また、「失う怖さ」は「水気」程ではないのですが、何かをきっかけに強烈に意識するようなところがあり、「失う」ことに異常な恐怖を感じる人も居るかも知れません。
ただ、そんなときでも「金気」は決して表情に出してはいけません、余裕を持って自然に生きることが「金気」らしさを維持することが出来るのです。

他の人に真似できないような「個性」豊かなファッションでも嫌らしくならないのもこの「金気」の性質の一つです、ただこれも自然に自分流でやっているうちは良いのです。
それを余りにも意識して自分で作り上げていくような無理が出ると一転して嫌らしさが出ることが有ります。
「金気」は極自然に振舞っていれば良く、自己主張や無理して欲しい物(者)を得ようとしないことが肝要です。

「金気」の人は自分磨きにも積極的です。
いろいろな事に興味を引かれ、またそれを器用に実践していくでしょう。
ファッションや資格といった自分を見た目で評価されるものに大変興味を持つのですが、そういう表面的なことだけじゃなく心の豊かさや優しさ、そういうものを鍛えると本当に輝ける人になるので人間としての正道に徹して義理・人情、恩や礼というものを大切にしていき豊かで正常な人間関係を構築することが肝要です。

最後に「金気」の最大なる注意点はストレスです。
本来「金気」の人は精神的にも肉体的にも割りとストレスに強いのです、また体の柔軟な人も多いのであまり疲れを意識しない人も多いでしょう。
しかし、ストレスは確実に「金気」の人の心身に蓄積されて行きます。
意識しないが為に、他の気質のようにマメなストレス発散もしません。
しかし、一旦ストレスが表面に出たときは一気に心身を壊すことになります。
「ストレスを溜めないこと」、これが「金気」らしく何時までも輝いていける方法です。

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「土気」の性質

他の「気質」に比べて「他人の評価」や「自分を認めて欲しい」ということを気にする人が多いのが特徴です。
そして自分の方針や考えに対しては強い拘りを持ち、簡単には変えようとはしません。
例えば、芸術家や音楽家、作家などで「物事に拘る」、「自分流」という面を特別な個性だと評価されれば大成功する可能性が高い気質であると言えます。

表面上の性格的には割りと社交性に富み積極的に話をしていくところが有るのですが、一旦何かをきっかけに疎外感を感じると「消極的」になってしまい、人の輪に入っていくことはできなくなるかもしれません。
こうなると、周囲が自分に近寄って来てくれるのを待つような行動にスイッチしてしまうという陰陽二面性を持ち合わせています。

また正義感が強く自分で正しいと思ったことには決して屈することはありません、自分の行動や判断は自分の方針を貫きます。
ただ、組織においては自分にとって都合の良い「プライド」を捨てることで周囲と打ち解けることができ土の本質でもある「何者でも受け入れる」という寛大さが出てくるでしょう。
それには、物事白黒だけでなくグレーも必要であるという事を認めることが肝要です。

「土気」は人の話の聞き役に回ると本来の良き「癒しの相談者」となれます。
しかし、つい余計なことまで心配になるのか他人事にまで首を突っ込んでしまい、「お節介」だと思われることもあるでしょう。
「土気」の人はまさに培地のように気に入った物を自分の中に取り込んでしまうというような一面を持ち合わせていますので、うまく人間関係を保つためには例え親友や恋人であっても精神的に適度な距離を置いて接することが肝要です。

また、自分の思いと相手の反応のすれ違いが連続すると「人間不信」を覚える「土気」も少なくはありません、思い込みによって「ひとり相撲」を取ることもあるので注意を要します。

最後に「土気」の人は物質的な存在感を得ようとします、これは自分が生きているという実感を得たいという行動になります。
例えば、動物や植物などに熱中したり、旅行などいろいろな場所へ行ったり、綺麗な景色を見て食事を楽しんだり、芸術や書籍などに生きてきた証を残そうとするかも知れません。 方法はどうであれ、全て生きているという実感を得たいという行動なのでしょう。

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